たるみが顔にできた場合の対策

ここまで、顔にたるみができてしまった場合にどういった対策法をとることが有効なのかということをテーマに、色々な対策法をお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?そこで今回のページでは、たるみが顔にできた場合には、顔の皮膚ではどういったことが「たるみ」の要因となっているのかを分析し、そこに働きかけるという意味での対策方法について具体的にお伝えしていきたいと思っています。

たるみの原因はお肌のたるみで、それは皮膚が幾層にも折り重なっている部分にハリがなくなってきたことが原因ではあるのですが、実は原因はそこよりもさらに深い部分にあります。それが表情筋です。表情筋とは顔に限らず、頭までもぐるっと覆っている筋肉の組織のことです。つまり、表情筋とは40種類以上の筋肉の総称で、それらの筋肉が程よい緊張でうまく皮膚を支えていることで、私たちの顔のたるみは起きてこないという仕組みで成り立っています。

それがたるみとなってくるということは、つまり、表情筋の力が弱まってしまったということを意味します。顔の皮膚を支えている表情筋は、何層ものミルフィーユ状の皮膚の層のさらに下にあります。肌自体には自分でハリを保つことはできません。皮膚、お肌がハリを保っていられるのは、その奥底で表情筋がお肌を支えているからです。

つまり私たちの顔のお肌は次のような仕組みによって支えられています。一番底で支えているのが表情筋で、その後にくるのが脂肪の部分です。そのあとに最も深いお肌の層である真皮層がきて、最後に表皮層という構造です。まさに表情筋が、私たちのお肌にとって、「大黒柱」「基礎」として支えてくれていることで、たるみを防いでくれているということが見えてきます。

ここまでの流れでお肌のハリがなぜ保たれているのかについて、お肌の構造の側面からはご理解いただけたかと思います。そこで次に、顔のたるみの原因となる、「表情筋の衰え」について詳しく見ていきましょう。私たちの顔にたるみが生じてしまうのは、顔の筋肉である表情筋の力が弱まることで起きてきます。それがどうして起きるのかが分かれば、そうならないように努力をすることでたるみを防ぐことができます。