前回のページまでに、お肌の気になるたるみについて、どういったことが原因で起きてくるのかというテーマで様々な原因と共に、その対策法に関してもお伝えしてきました。そこで今回のページでは、たるみとはいうけど、顔のどの部分のたるみが最も気になるのか、そこのケア方法についてもお伝えしていきたいと思います。まず気になるたるみの筆頭として「目元」です。
たるみの気になる場所の筆頭として目元と述べましたが、たるみはどうして目元に現れやすいのでしょうか。その原因として考えられる要素として「皮膚の薄さ」が挙げられます。とにかく目元の皮膚は薄くなっています。目元は顔の中でも最も皮下脂肪の少ない部分とされています。また、皮膚が薄いために、目もとの皮膚はハリを失いやすい部分であると言われています。
言い換えると、目元の皮膚は、顔の中で他の部分に比べてハリをキープする力が弱いということが言えます。また、目もとの皮膚は薄いため保水力が乏しく、非常に乾燥しやすい構造にもなっています。それから、日差しに含まれる紫外線も回りまわってたるみの原因となることが分かっていますが、目もとの皮膚は紫外線の影響も受けやすいのです。
このように、目もとの皮膚は元々たるみが起こりやすいのですが、その上さらに、血行が弱まってしまうことによるクマや肌のくすみも起きやすいのです。これは、目もとの皮膚の薄さによって「見えやすくなる」というのが実際のところで、とくに血行障害が起きやすいというわけではありません。しかし、クマが目立つということは、体調を表わしている、そういう意味での「バロメーター」の役割ではあると思いますので、しっかりと休養するのが良いでしょう。
これまでの説明である程度、お分かりいただけたかと思いますが、目元はたるみが起きやすい部分です。また皮膚が薄く乾燥しやすいので、過酷な状況に長く置きすぎると、保湿力が低下し、そのことによる皮膚の弾力性の低下がたるみの原因となる場合も、ある程度、年齢層が高い方の間では、多く見受けられます。それでは次回のページでは、気になる目もとの「たるみ」への対策法として、どういった方法が有効打となり得るのかについて、詳しく解説していきたいと思っています。